札幌 寝台特急カシオペアの旅 2015年12月(2-3日目 カシオペア フランス料理夕食、朝食、上野到着編)
12月14日
20時過ぎ20:10の夕食のアナウンスが流れダイニングカーへ。
4人席が3つと2人席が8つしかありませんので1回の食事で入れる人数はmax28人です。
これが3回転ですから、ダイニングカーで夕食ができるのは84人ということになります。
この3回目の食事が終わると23時までパブタイムとなり、だれでも飲食ができます。
しかし、3回目の食事が終わるのが21:30くらいですので、実質一時間半しかパブタイムは
ないことになります。
さて、食事の内容ですが、フランス料理コース(8500円)でツアー料金に込みです。
ドリンクメニューです。料理はコースなので献立表が置いてあります。
テーブルのセットです。
海の幸とグリーンアスパラムースのサラダ仕立て

真鯛のポワレ2種のソース

牛フィレ肉のソテーポルトソース
ちょっと固めですが味はおいしい。


スペシャルガトーの盛り合わせ

全体的に味は濃いめですが、日本人には合った味付けでおいしく頂きました。
最後のデザートの時に函館駅に到着しました。
ここでは、牽引車が入れ替わり、さらに進行方向がこれまでとは逆になります。
函館駅に到着すると、この牽引車の切り離しを撮影しようする人が、カメラを
持って走ります。車内アナウンスではホームは走らないでくれと言っていますが
お構いなく、函館駅のホームはちょっとした騒ぎになっています。
本当なら自分も牽引車の入れ替えを見たかったのですが、食事中ということもあり
ダイニングカーからそのホームの様子を眺めていました。
札幌駅から上野駅の間で、ホームに降りて撮影時間があるのは、伊達紋別駅と
この函館駅のみです。
青森駅でも牽引車の入れ替えと、進行方向の変更はありますが、ホームに降りることは
できないので、函館駅でホームに降りたい方は20:10の夕食にしないことをお勧めします。
夕食の最後のコーヒーを飲み終えてダイニングから出ると廊下に20人近くの人が
並んでいました。そうです、パブタイムを待っているお客さんです。
狭い廊下ですれ違い、10号車の自分の部屋に戻るとパブタイムの席は満席に
なったというアナウンスが流れました。
夕食から部屋に戻ってベットメイキングをします。
浴衣も着てみました。
函館駅を出発してからは、トンネルが多くなり、いつの間にか青函トンネルに
入った様でした。この列車は、普通に走っていると新幹線並みの静かさですが
トンネルを走行中はかなりうるさいので、結局青森駅までは眠れませんでした。
寝たい人は耳栓があるといいかもしれません。
また、トンネル内の電灯がチラチラするのでブラインドを閉めないと寝てられません。
日付が変わるちょっと前の23:40に青森駅に到着しました。
ここで牽引車の入れ替えがあり、再度進行方向が変わります。
列車のドアは開きませんのでホームにも降りられません。
寒々しい青森駅のホームには一人だけ写真を撮っている人がいました。
飛行機の揺れとは違う寝台車の慣れない揺れで、中々眠れません。
仕方なく、部屋の明かりを落としたまま、ブラインドを上げて夜空を眺めていました。
天気は晴れている様で、オリオン座も見えていました。
すると流れ星が・・・、しばらくするとまた流れ星が・・・。
帰ってからニュースで知ったのですが、12月14日の夜がちょうど「ふたご座流星群」の
ピークだったらしく、たまたま、この時間の青森から岩手辺りは天気も良く、
偶然が重なって、寝台特急から流星群を眺めるという素晴らしい経験ができました。
30分ほど夜空を眺めていましたが、やっぱり寝ないと・・・と思い。
ブラインドを閉めて眠りました。
12月15日
5時に妻のスマホのアラームが鳴りました。
ダイニングカーで朝食を食べるために妻が早めに準備を始めました。
自分は、暫くウトウトしていると、扉のノブがガチャガチャする音がしました。
ひょっとしてお隣の部屋の方が朝食に出かけたのか?
これは急がないと思い、ベッドはそのままにすぐに部屋を出ました。
この時、朝の6時です。
ちなみに扉ノブがガチャガチャ音は、新聞がぶら下げられた音でしたが・・・。
とりあえず、部屋の外に出てしまったので、そのまま3号車のダイニングカー
に向かいます。
歩いていると4号車に人影が。すでに朝食を待っている人の列が4号車まで
伸びていました。
上にも書きましたが、ダイニングカーに一度に入れる人数は28人です。
一回目に入れないと結構待つことになります。
6:30にアナウンスが流れ、ダイニングカーがオープンしました。
なんとか23人目で一回目に座ることができました。
朝食は和食と洋食から選べますどちらも1650円です。
味は中々美味しいですが、ちょっと高い気もしますが・・・。
食事を終えて、ダイニングを出ると4号車まで人が並んでいます。
一回目で座れてよかったです。
一旦部屋に戻り、最後尾のラウンジカーに向かいます。
ここの売店で、最初に貰ったドリンク券を使います。
券を渡すとラウンジカーまでお届けするというこで
ラウンジカーで待ちます。
コーヒーと昨日買ったきのとやのチーズタルトを食べて
外を眺めます。
もうすぐ、このカシオペア旅も終わろうとしています。
十時間以上の列車の旅もあっという間に感じます。
コーヒーを飲み終えて自分の部屋に戻ります。
帰り支度をしなければ、
布団を片付けてベッドをシートに戻します。
あっという間に大宮駅に到着、大宮では十人くらいの人が
荷物を持って下車して行きました。
そして、すぐに上野駅に到着しました。
この旅の終了です。
カシオペアの定員は174人ですが、皆さんスーツケースを
持って降りるので、ホームは結構な混み具合です。
さらに、リネンの準備など作業に乗りこむ人もいるので
尚更です。
最後の撮影に先頭までホームを歩いていきます。
ここで初めて青森から連結された牽引車を見ることが
できました。
今回の寝台特急カシオペアに乗るという経験はとても楽しかったです。
妻も同様に楽しんでくれていました。
こんなカシオペアが廃止になるのはやはり寂しいですね。
来年には新しい四季島というクルーズトレインが運行されるようです。
きっと、ななつ星のように人気がでるでしょう。
また、機会があったら寝台列車の旅をしてみたいと思います。
2015年も今日で終わりです。みなさんよいお年を。
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